2023年3月22日水曜日

プロ野球 セ・リーグ順位予想2023

 まずは、WBC日本代表侍ジャパンの選手・スタッフの皆さん、世界一おめでとうございます!!MVPは二刀流の超活躍を見せた大谷選手でしたが、準決勝で同点弾を放った吉田正尚選手、逆転サヨナラ打を放った村上宗隆選手、決勝で3点目の本塁打を放った岡本和真選手などなどなど、本当に誰か欠けていたら手に入れられなかった結果ではないかなと思っています。私たちもいま非常に嬉しく、誇らしく思っています。改めて優勝おめでとうございます。

さて、今度の記事では、プロ野球開幕まであと9日ということで、昨年に引き続き、今年のプロ野球セ・リーグの動向を占っていきます。早速順位予想を発表していきますが、私自身野球の分析は素人ですので、この予想にそれを信頼できるほどの価値はないことを始めに断っておきます。


1位優勝:東京ヤクルトスワローズ

現在二連覇中で、三冠王村上を始め、野手戦力が充実しており、黄金期の美酒を味わっているところです。懸念は投手陣で、昨年まで抑えを務めたマクガフがMLB再挑戦で退団しており、もともと投手陣は平凡なチームなので、若い世代の台頭なくしては最低限の成績を保つことは難しくなってくるでしょう。投手陣が平凡でも、強力な打線のカバーは期待できます。ただ、昨年のような、シーズン中盤からの独走があるかと言えば、可能性は低いと思います。


2位:阪神タイガース

投手力で勝つチーム。昨年は矢野監督の起用の癖で抑えを固定できませんでしたが、今年は後ろは安定してやり繰りできそうです。一方で、貧打に苦しんだこともありました。リードオフの方は、近本、中野と頼もしい存在が、返す方は大山、佐藤輝と長距離打者がそろっていますが、一旦主力選手が離脱すると頼りになる控えがいないという選手層の薄さが懸念点。勝っていく実力自体はありますが、毎年優勝するビジョンが見えないのがこの球団。


3位:読売ジャイアンツ

3位以下はどの球団がどの順位になることもあり得ると考えています。3位にこの球団を選んだのは順位予想を発表する便宜上の消去法です。自分でこの順位に選んでおきながら、むしろAクラスに入ってくるビジョンが見えてこないのが実のところです。というのも、開幕時点で先発ローテーションが十分に組めておらず、また強みの攻撃陣も主力の衰えが進むかたわら、有力な若手の台頭が遅れているように感じられます。正直、今年も投手力含めた守備全体で苦戦しそうです。


4位:横浜DeNAベイスターズ

昨年は中盤から終盤にかけての怒涛の追い上げでヤクルトの独走を脅かしての2位で終了という、横浜の強みが出たシーズンでした。けれどもともと得点力は、佐野、牧などクリーンアップがそろっている一方、昨年は貧打に喘いだ阪神とそんなに変わらない値なので、打力を信用していいかは不透明なところ。また、勝ちパターンの役目を少人数のリリーバーに委ね倒してしまったため、今シーズンは救援陣の勤続疲労も懸念されます。MLBから加入したバウアーも計算すべきではないでしょう。


5位:広島東洋カープ

最下位は6位の中日とこの広島のどちらかだと思っています。昨年はリーグ3位の得点力を誇った一方、チーム最多本塁打はマクブルームの17本と少なめ。野手陣の面々を見てもあまり攻撃力の高い打線には見えないと思ったら、やはり得点圏打率が異様に高かったという話でした。得点圏打率というのは、年によって変動が激しく、基本的に信用すべき値ではないので、ここでは計算にとても入れにくく、さらに投手力に懸念が多いため、下位の順位に予想しました。


6位:中日ドラゴンズ

投手力に関しては、先発陣は、エース大野の最近の調子や、涌井の加入などを見る限り、計算は十分可能とみえますが、救援陣は、ベテランの投手二衰えが見え始めていて、これ以上頼り続けるのは限界があるかなという現状。昨年大活躍のマルティネス、ロドリゲスが踏ん張ってくれれば、懸念は解消されますが、疲労を考えると昨年ほどの成績を計算・期待することは難しいと考えられます。攻撃力の方も層が薄く、アキーノにどれほど荷を背負わせられるか分からないので、5位以上の順位なら全てそれは上積みということにしておきたいと思います。


推しの中日には厳しめの予想をしました。ぜひ下馬評を覆してもらいたいと感じます。今年の焦点は、おもに、ルーキーがどれほど活躍するか、アキーノはどれほど打つか、阿部の穴は埋められるのかなどを見ていこうと思います。

以上、順位予想と講評でした。

(2023.3.22)


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