2022年4月28日木曜日

ロッテ佐々木朗投手と白井球審との件について

 今月11日に21世紀初となる完全試合を20歳という若さで達成したプロ野球ロッテの佐々木朗希投手でしたが、24日の対オリックス戦先発の序盤2回、ストライクかボールかぎりぎりのゾーンへの投球が白井一行球審によりボールと判定された結果走者の進塁を許した時に、マウンドを降りて苦笑いの表情を浮かべたところ、それらの行為がその白井球審に判定に対する抗議ととられ、マウンドに詰め寄られ、一時試合が中断するという事態になりました。

若い選手に対して審判とあろう人が「恫喝」気味に詰め寄ってきた行為に関しては、プロ野球界隈で大きな物議を醸し、NPBは26日に白井球審に対して注意喚起を行いました。白井球審は選手の審判に対する態度について厳しいことで知られており、多数の選手が彼により退場処分とされたことがあるようです。インターネット上からも彼の判定、そして行為に対してかなりの批判の声が集まっていました。

2022年4月25日月曜日

未来ノート1周年

 一年前の今日、私はこのウェブログ「未来ノート」のプロローグ記事を書き、そこから私の記事執筆が始まりました。元来、未来ノートでは「理想の未来世界」を追求するために、それがどうあるべきかということと、自分のドラえもん愛とを語っていくという方針でしたが、もともと始めから何を書くというのは決まっていたわけではなく、1年間記事を書き続けていく中で、様々な知見を得、事実に直面し、時には思い悩みさえしましたが、それを通じて自分の心:考え方にも変化が現れてきた、そのような気がします。

この記事は、未来ノートの1周年を挨拶するというものですが、ここではこの1年間に私が得た、現代の世界を知り、語るうえで重要な3つの心掛けについてお話していきます。

2022年4月23日土曜日

マジックボックス【ドラえもん傑作ファイル・第13回】

 今回紹介する作品は「てんとう虫コミックス」45巻のうち未収録の前期作品ですので、あまり知名度は低いのかなと思います。そんな埋もれた名作をどうぞ。

●基本データ
初出:「小学四年生」1974年6月号
単行本:中公コミックス 藤子不二雄ランド『ドラえもん』第3巻第3話
大全集:第4巻第39話
アニメ化:2018年

▲以下ネタバレ注意!

2022年4月17日日曜日

純粋な正しさへの道【未来ノートコラムA・第14回】

今年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻の戦争は長期化している。それに対して、ロシアが戦争を始めたことを糾弾する反戦デモなどの反戦活動が日本を含め世界各地で催されている。みな「戦争反対」などと声を上げている。あるいは、この機に改めて「戦争は悪だ。絶対悪だ。」ということを啓発しようとしている人もいる。

ただ、この「戦争は絶対悪だ」などというある種の「命題」を、何か学術的なアシストもなくただただ唱え続けるのは、私としては抵抗がある。それは私が戦争を肯定する者だからとかではなく、あらゆる命題・言説に関して、これらを肯定する場合、全ての人が一旦その根拠を知ってみることが必要だと感じているからだ。つまり、ここでは戦争はなぜ絶対悪なのか、という理由を記していき、更にそこから発展して議論を深めていきたいと思う。

2022年4月1日金曜日

帰ってきたドラえもん【ドラえもん傑作ファイル・第12回】

 名作『さようなら、ドラえもん』は、漫画『ドラえもん』を完結させるために当初描かれたものであったが、一転して作品の続行が決定し、その続編として描かれたのがこの『帰ってきたドラえもん』。『ドラえもん』の名作ランキングを作るとしても、この二部作が1位2位を争うほどの傑作。

●基本データ
初出:「小学四年生」1974年4月号
単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第7巻第1話
大全集:第4巻第37話
アニメ化:1981年、1998年(映画)、2009年「さようならドラえもん」※いずれも『さようなら、ドラえもん』との合作

▲以下ネタバレ注意!

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多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

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