今年もあと二三時間で終わりそうだ。昨年の大晦日にも、「2021年の最後に」という題で一年の振り返り記事を書いたが、今年は昨年のその記事よりは手短にまとめようと思う。
まず世相について。今年はウクライナでの戦争が、世界の出来事を中心となって動かしていた。詳しいことは「安全保障と民主主義 その2」などの記事で書いたが、一つ私が感じたのは、やはり今の国際社会では「倫理観」に優越していることが、非常にこちらに利をもたらし得るのではないかということ。もちろん、ロシア側にも自分たちなりの「大義」があったはずなのだが、現在の物質的な戦況や、世論などの情勢を見る限り、それは倫理的に優であるというには及ばないものであるということなのだろう。