2022年11月12日土曜日

Twitterどうなる?【未来ノートコラムB・第13回】

先月28日に大手電気自動車会社テスラのテクノキングであるイーロン・マスクCEOが、Twitter社の買収を完了し、企業およびサービス運営の改革に乗り出した。Twitter社は元来収入性の低い企業であり、2020年度から2021年度の決算は2年連続で赤字を計上していた。そのため、マスクは認証バッジの有料化や社員の半数(約3700人)解雇に取り組み、資金繰りの改善を試みた。

しかし、マスクがTwitterを買収して以降、その企業・サービス改革をめぐる経営混乱が続いている。11日には、マスクは社員に対してTwitter社の「倒産」があり得ることを警告し、社員に現状の打破への協力を求めた。買収が成立して約2週間だが、なぜこれほどまでに経営に関して不穏な空気が漂っているのか。

2022年11月11日金曜日

未来時事ノート 再編

本日付で、「未来ノート」に属する記事の名称と分類を一部変更したので、お知らせする。

本ウェブログ「未来ノート」では、2021年5月から7月にかけ、「情報戦を論理で制するための参考として」の情報を提供するために、「ロゴスと情報戦」という名のシリーズを開始し、全5本の記事を出した。その後、同年8月に公開したその第6回で、「書くべきことが『論理的思考』や『情報戦』に限らない、より広い分野に展開してきた」という理由で、名称を「未来時事評論」に変更した。さらに10月にその名称を「未来時事ノート」に変更して現在に至っているという状況であった。

2022年11月6日日曜日

古典を学ぶ意義とドラえもんの古典化

中学高校で経験する勉強というものは、個人差はあるが、非常に過酷なものである。その過酷さを体験した層を中心として、「なぜこの科目を学ばなければならないのか」「この科目を学ぶ意義はあるのか」という声が、SNSという言論装置が一般開放された21世紀の現代に、多く耳にするようになった。

特に槍玉に挙げられるのが、古典と数学である。数学に関しては、「サインやコサインを成人して使う場面はあるのか」「微分法はいつ使うのか」といった、数学で高校時代に学んだことの実用性を疑問視する声が多い。彼らの気持ちとしては、過酷な勉学を経て得た成果を実感できないということを、大いに不満に思っているようだ。

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多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

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