2021年9月26日日曜日

総裁選各候補の勝利確率と不安定要素【未来ノートコラムB・第5回】

 今月17日に公示された、実質的に日本のトップ内閣総理大臣を決める選挙である自民党総裁選挙も、大詰めを迎えている。私は、この未来時事評論第7回と第8回で自民党総裁選挙について扱ったが、今回はこの第9回においても、これを扱おうと思う。

今回は、もう選挙結果が判明するまであと3日ということで、これ以降の情勢の変動も幅が狭いと予測するので、思い切って「結果予想」に踏み込んでしまおうと考えている。多くのメディア等で「今回の総裁選は最も読めない」と言われる一方で、すでに情勢状況が固まりつつあるので、今から言う私の予想はかなりの確信を持って公表したい。

2021年9月21日火曜日

見えてきた各人の思惑【未来ノートコラムB・第4回補足】

 今回の自民党総裁選の大まかな構図が見えてきたようだ。立候補者が4人と大混戦と呼ばれるが、対立構図で分けると、きっぱりと2つに分かれるのだ。各候補者たちと、それを取り巻く政治家たちの思惑を以下に示す。恐らく、これまで自民党を支配していた「2A連合」と、それに対抗する改革派の「小石河連合」との対立構図ではないか。もちろん、両陣営とも一枚岩ではないのだが。なお、以下敬称略。

2Aとそれを取り巻く人々

安倍晋三「一度落ちた自身の党内における権力を完全に取り戻すために、盟友麻生と協力して岸田を支援したいが、自身に関わる疑惑である森友問題などの再燃は防ぎたいので、文書改竄問題の再調査を匂わせている岸田ではなく、自身と政策的にも近い高市を推していきたい。」

2021年9月19日日曜日

天理と知識人【未来ノートコラムA・第6回】

今回は、私が今の世界や日本の政治社会がすべきことについて、ニーチェなどの哲学を中心にまとめてみようと思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。

天理をひたすら追い求める

明治初期に、明治政府は今後日本を近代化させていく上での基本方針として、「五箇条の御誓文」を発表しました。当然、「御誓文」のかたちなので、天子(明治天皇)が天の神や皇祖皇宗に対する約束をするという形式がとられましたが、重要なのはその内容です。その第一条が次の通りです。

2021年9月4日土曜日

自民党総裁選の軸は誰なのか【未来ノートコラムB・第4回】

この記事に書かれている情報は、現在のものと一部異なっています。最新情報をご確認ください。

昨日9月3日に、菅義偉首相は次の自由民主党総裁選挙に出馬しない意向を示し、事実上今月限りで退任することが決まりました。これまで、次の総裁選挙は、「菅vs岸田」の構図となると、私を含めて多くの人が予想してきましたが、今回の菅氏の表明により、全ては振り出しに戻ったと感じます。

それでは、次の日本を率いることとなるであろう、総理総裁は誰になるのか、菅氏以外なら誰が有力なのか、急遽この記事でまとめてみることにしました。

まず、下の読売新聞の記事を見てください。

選抜記事

多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

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