2021年7月23日金曜日

歴史の教える真の教訓を導く諸事実【未来ノートコラムA・第5回】

 歴史上起こった大犯罪や大惨事。それを犯した者は非難されるべきでありますが、一方でそれらの出来事は歴史のほんの一齣に過ぎないとも言えます。何もしていなければ、人間は過ちを繰り返します。そうならないためには、その出来事を空前絶後のものと捉えるのは非常に愚かな手段です。我々は歴史から何をどのように学べば良いのでしょうか。その答えを3つの話題から探っていきます。

アーレント『エルサレムのアイヒマン』反響に見る、犯罪がなぜ繰り返されるのかという問いへの答え

ハンナ・アーレントは、第二次世界大戦前のドイツに生まれたユダヤ人で、半生をそこで過ごし、その後ナチ党がドイツを支配するようになると、米国へと亡命しました。戦後、ナチ党が滅びた後は、当時のドイツの国家主義と、ファシズム的な全体主義を考察し、『全体主義の起源』という本を著しました。そこでは、近代史上稀にみる大虐殺をなぜナチス・ドイツは実行できたのか、そして独裁者と被支配民との間の意外な関係性について述べられました。

2021年7月19日月曜日

忌むべきものの核心【未来ノートコラムA・第4回】

 ここでは、【偽りの平和主義と戦う 第4回】各国のイデオロギーの補足的な説明をさせていただきたいと思います。というのも、実は、旧ソビエトや現在の中華人民共和国が掲げる共産主義に対して、勝利しなければならないとする「勝共」主義などの、反共的なイデオロギーについて、考えてみたいなと思ったからです。

「反共」というのは、文字通り共産主義に反対するようなイデオロギーの事で、20世紀前半に、ソビエト連邦がロシア革命によって成立するなど、共産主義がいよいよ欧米の既存の資本主義体制に脅威を与えるのではないかという危機感から、このような「反共」は共産主義の広がりと同時に広がりました。

2021年7月16日金曜日

【わさドラ背景音楽コレクト 主要曲】のび太のテーマ

 本日も、「わさドラBGM集」ということで、まだまだ謎の多いわさドラBGMに関する情報をお伝えしていきたいと思います。

今回は、第2弾、先日の「ドラえもんのテーマ」に続く「のび太のテーマ」に関するデータをお送りします。

表をご覧ください。

2021年7月15日木曜日

【わさドラ背景音楽コレクト 主要曲】ドラえもんのテーマ

 再び新たなコーナーを始めさせていただきます。今回は、ドラえもんに関する新シリーズということで、「わさドラ背景音楽コレクト」という題をつけました。ここでは何をするかというと、わさドラ、つまり水田版アニメで使われている、沢田完氏が手掛けるアニメ『ドラえもん』のBGMに関する情報を、表形式でまとめ上げて、読者の皆さんと情報を共有します。

当然ながら、著作権をかんがみて、曲や楽譜自体は載せませんが、使用例や収録CDなどを載せて、できるだけどの曲について述べているのか、みなさんに分かり易くしたいと思います。

今回は、代表曲「ドラえもんのテーマ」の曲をまとめたいと思います。旋律は全て同じです。

2021年7月10日土曜日

仲間を増やそう【未来ノートコラムB・第2回】

 こんにちは。久しぶりに、1日2回以上、「未来ノート」を更新することが出来ました。ここでは、外交問題について、ひとつ扱ってみようと思います。

現在、米国のバイデン政権と、中国の習政権は厳しく対立しています。それは、去年までのトランプ政権からの時の同様、今も続いていることです。そもそもなぜこのような対立が発生したかと言えば、

  • 中国の政治・経済・軍事の広範囲にわたる潜在的な台頭可能性
  • 中国政府による、香港での言論弾圧に加えて、ウイグルでの人権問題、同化政策等
  • 米中貿易摩擦
  • 台湾問題
  • COVID-19を巡る情報戦
などなどが発端でした。

【新提唱】アニメ版ドラえもん原作忠実度

 突然ですが、藤子・F・不二雄の国民的漫画作品『ドラえもん』作品群について、新たに提唱したい概念を発表したいと思います。

それはずばり「原作忠実度」。

ドラえもんの現在放送されているテレビ朝日によるテレビアニメシリーズでは、年間4分の3が、藤子先生が描かれた原作作品をアニメ化、そして残りの4分の1は、テレビ朝日製作陣が新たにプロットを練って製作したアニメオリジナルエピソードとなっています。そのうち、約4分の3を占める原作を基にした短編についてなのですが、先日の記事でも示した通り、ドラえもんの原作話数は大長編も含めると1339話となります。一方で、今まで大山版から水田版(2020年末時点)まで2930話が製作されており、これを基に考えると、いくつかの原作は大山版から水田版にわたって1回はリメイクされていると考えられます。

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多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

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