さて、このウェブログ「未来ノート」で昨年6月に書き始めた【持続的平和に資する】シリーズも、今回で3回目を数えることとなる。大意としては、これまでのこの2回において、私は日本と世界の安全保障に関して、以下の2つのことを中心に述べてきたはずだ。
- 現代戦争の根本的な原因は、兵器や軍備ではなく、イデオロギーの差異
- 民主主義は、戦争を回避することが出来るイデオロギー
その上で、地球上からあらゆる戦争を除去するためには、基本的人権の擁護や、言論の自由(情報公開の促進)、民主主義といった価値観の普及が必要だとした。ここに挙げた価値観や理念は、普段我々がこれらの言葉を用いる時の意味よりも抽象的なものであり、他者に強制して実現するようなものではなく、世界のより多くの人々に対する受容性を考慮して設計されたものである。