2021年7月16日金曜日

【わさドラ背景音楽コレクト 主要曲】のび太のテーマ

 本日も、「わさドラBGM集」ということで、まだまだ謎の多いわさドラBGMに関する情報をお伝えしていきたいと思います。

今回は、第2弾、先日の「ドラえもんのテーマ」に続く「のび太のテーマ」に関するデータをお送りします。

表をご覧ください。

曲名収録
のび太のテーマ1a
MC15「のび太くんのテーマ・その1」
のび太のテーマ1b
のび太のテーマ1cCD未収録
のび太のテーマ1dMC16「のび太くんのテーマ・その2」
のび太のテーマ1eCD未収録か
のび太のテーマ1ggSTIII23「のび太の反撃」
のび太のテーマ2MC16「のび太くんのテーマ・その2」
-泥砂砂利石CD未収録

凡例:
MC…ドラえもん音楽集(2006.11.22発売)
STII…ドラえもん サウンドトラックヒストリー2(2010.4.21発売)
STIII…映画ドラえもんサウンドトラックヒストリー3(2015.6.24発売)
40SC…ドラえもん うたのコレクション(2019.6.5発売)

モバイル版だと表がうまく表示されない可能性があります。画面を横にするか、ウェブバージョンに切り替えるなど、工夫をご自身でご講じ下さい。


1つ1つ解説していきます。

のび太のテーマ1a(レア度:★)

これは、のび太がだらけている時に流れるBGMです。例えば、のび太が昼寝をしていたり、うまくいかない現状に愚痴を言っていたりする場面に使われます。メロディーは分かりにくいですが、よく聞いてみると、他の「のび太のテーマ1」と同じ旋律だということが分かります。


のび太のテーマ1b(レア度:★)

何かのび太とドラえもんなどが、静かに慎重に作業を行っている時に流れるようなBGMです。ただ、「のび太のテーマ」とするには、他の場面でもよく使われ過ぎだと思います。

他の「のび太のテーマ1」と旋律を比べると、異なるような気もしますが、取り合えず次に紹介する「のび太のテーマ1c」に旋律が似ていたので、ここに分類しました。静かな空間に起こる物音と、切れるような高音による筋の入った緊張感(サスペンス)を演出する曲としては、非常に名曲ともとらえてよさそうですが、ドラえもんファンの間では、存在は地味かもしれませんので、念のため使用例を載せておきます。

使用例…2020年版「ややこしい!?うちでの小づち」で、スネ夫がのび太からとったうちでの小づちを使って長身になろうとしているところから、ジャイアンが近づこうとしているとき。


のび太のテーマ1c(レア度:★★)

CD未収録です。別名は「のび太の思考」。1bと同じように、静かな空間で誰かが地味に作業をしているような曲ですが、bと異なるのは、明確な「のび太のテーマ1」に共通するような旋律があるということです。ですから、1回聞いただけで、「これはのび太の持ち曲だな」と分かります。

使用例…2008年版「スネ夫の無敵砲台」の冒頭で、ジャイアンが何かに爆撃されたことを回想するシーン。


のび太のテーマ1d(レア度:★)

非常によく知られている、のび太が調子に乗っている時に流れる曲です。使われている楽器と、愉快で弾むような曲の調子が、のび太らしさを演出しています。まさに、のび太にピッタリな曲かと思います。

超有名かと思いますので、他に述べるべきことが思いつきません。


のび太のテーマ1e(レア度:★★★★)

のび太のテーマ1の旋律を持っています。これは、僕の所見だと、かなりマイナーな曲になるのではないでしょうか。CDの収録状況も確認できていませんが、「ドラえもん音楽集」には少なくとも収録されておらず、サントラ2と3でも確認できていないため、未収録なのではと考えますが、以下の使用例を参考に、情報提供よろしくお願いしたいと思います。

使用例…2021年版「こいのぼり」で、動けるようになった鯉のぼりが出た町が混乱している様子の時。


のび太のテーマ1gg(レア度:★★★)

別名「のび太のテーマ豪華版」で、文字通りのび太のテーマ1の旋律を豪華にした感じの曲になります。これは、2015年の「のび太の宇宙英雄記」で使用されました。他にも、本編で使われている用例が有ったので、載せておきます。

使用例…2015年版「南海の大冒険」ラストパートで、海賊シルバーが、宝室の罠にはまって、島から追い出されて海に落ちるとき。


のび太のテーマ2(レア度:★)

こちらの曲は、よく聞く曲で、確かにのび太のテーマなのですが、のび太のテーマ1の部類とは全く旋律が異なります。誰かが口笛を吹くかのように、のび太が町をうれしい気分で歩いている情景が想像できるような、楽しいリズムの良い曲です。小太鼓の演奏もいいと思います。

そして、これともう一つの他のBGMを合わせて、それに歌詞を付けたのが、楽曲「泥砂砂利石」です。まあこの曲名を聞けば、思い当たる方も多いとは思いますが、これは2014年「地底100マイルちょっとの大作戦」の挿入歌として使用された楽曲になります。ドラのびしずジャイスネの5人が歌う、少し難解なこの曲は、当時ドラえもんファンの間でかなり話題になったかと思います。


述べることは以上になります。次回もお楽しみに。

(2021.7.16)


0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを投稿される際は、未来ノートの「運営方針」に示してある投稿ルールを確認していただいて、それを遵守されるようお願いいたします。投稿内容によっては、管理人が削除する場合があります。

選抜記事

多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

多読記事