2022年3月24日木曜日

プロ野球 セ・リーグ順位予想2022

 「未来ノート」において、単独で野球関連の記事を出すのは初めてかと思いますので、やはりまずは管理人と野球の関係について少しだけ紹介させていただきます。

まず、私は大の中日ドラゴンズファンでございます。中日ドラゴンズは、日本プロ野球(NPB)の中で、巨人、阪神に次ぐ三番目に歴史が古い球団で、中部地方の名古屋に本拠地を置く比較的強い球団だったのですが、2000年代の黄金期が終わり、2010年代に入ったころからチームの成績が低下し、2013年から2021年の間でAクラスはわずか1回と、長期の「暗黒時代」に突入しています。普通のチームでも、成績がここまで長く低迷するのは中々無くて、恐らく黄金期を築いた選手層から若い選手層に世代交代するのに失敗したのが原因だと言われています。

個人的に、野球と関わるのは最近はほとんど「テレビを通して観戦する」だけの縁となっています。ただ、近頃はニュースサイトなどで毎日のプロ野球の動向、特に我がドラゴンズの動向は確認させてもらっています。

もちろん、私は素人なので、この記事の本題である「順位予想」などに確かな根拠は存在しませんし、全く当てにならないと思います。でも、2022年のプロ野球の開幕が明日に迫る中で、こういう系の記事は一ファンとして出さないといけないかなという謎の使命感の下、書かせて頂きました。


予想は、我がドラゴンズが所属するセントラル・リーグのみとなっています。


1位優勝:読売ジャイアンツ

優勝予想と言っても、飛び抜けて強い球団ではありません。岡本選手を筆頭に、確かに長打力のある選手を多く保有していますし、昨年不調だった中田選手が当たっているので、打線はシーズン通して心配はあまりありません。むしろ、多くの球団の脅威になるのではと思います。

それとは対照的なのが、投手陣です。昨年は先発投手陣を5枚までしか決められずに、ローテーションを回した結果、終盤に三度の大型連敗を喫するなど、投手陣の選手層の薄さが命取りとなりました。昨年のドラフト会議では、即戦力投手を獲得したので、そこが働けば、優勝が見えてくるのかなと。


2位:阪神タイガース

昨年リーグで最も勝利したチーム。先発投手陣はリーグ内でも充実している方だし、昨年と比べての戦力ダウンはスアレス投手くらいで、確かに彼が抜けた穴は大きいけど、上位を狙える実力は十分あるのではないかと。ただ、優勝の可能性は低いですね。「秋の風物詩」もありますし、やはり抑え投手が固定できなければ、あるいは打線の方も不調な選手が(昨年の中日のように)出てくれば、大きく順位を落としかねないかなと思われます。


3位:横浜DeNAベイスターズ

昨年最下位だったのは、コロナ禍に伴う選手不足でした。野手の実力は12球団随一で、佐野選手、宮崎選手、牧選手、オースティン選手など、打線は長打力を有する野手の見本市となっています。また、昨年オフには新たに日本ハムから大田泰示選手を獲得しました。コロナ禍のような外的要因が無ければ、打線は全く問題ないと思います。

一方で、投手陣は昨年セ・リーグ最悪の成績を残しました。計算できる先発投手の枚数が足りないのと、やはり救援投手も信頼できないのかなと。ただ、昨年終盤の戦い方は悪くは無かったので、元来の抑え投手の山崎康晃投手の調子によっては高順位に戻ることが出来るのではと考えます。


4位:中日ドラゴンズ

昨年12球団一の投手成績を誇ったチームですが、一方で歴史的貧打に見舞われた年でもありました。特に、高橋選手や阿部選手の不調がチーム成績に尾を引いているでしょう。彼らの成績が戻れば、2020年のように上位進出も見えてきますが、どうなんでしょう。投手陣も、選手の入れ替えが多々あって、特に又吉投手が抜けた救援投手陣に懸念がありますし、安心できるものではありません。期待の若手砲や率を残せる若手野手の成長も鍵になって来ます。


5位:東京ヤクルトスワローズ

昨年の王者。昨年の優勝の要因はもともと強かった打線を年間通して維持できたのと、やはり高津監督の投手陣のやりくりが非常にうまかったのが良かったです。ただ、最大の心配は救援投手陣で、昨年はリーグ1位のホールド数をマークしましたが、清水投手を始め、多くのこうした選手の疲れが出てくれば、投壊しかねない状態なので、連覇は難しい、むしろ成績がかなり落ちる懸念があります。


6位:広島東洋カープ

昨年はかつての黄金時代からメンバーがかなり入れ替わったリーグの中でも強い打線、そして大瀬良、九里、森下各投手の先発三本柱が強みでしたが、四番の鈴木誠也選手がポスティングシステムによりメジャー移籍したのは、大きな打撃になるかと思います。獲得した新戦力、特に新外国人が機能すれば、あらゆる順位になる可能性はありますが、昨年の誠也選手の成績を埋める選手が登場する可能性は低く、貧打化するのも十分あり得てしまうでしょう。



総評すると、今回のセ・リーグはどの球団も何らかの懸念を抱えており、それがどう表面化し、あるいはそれをどう克服できるかで、順位が定まるかと思います。これには、監督やコーチなど現場に携わる人の手腕もかかってきます。ですから、非常に今年に関しては順位予測が難しくなっています。しかし、ペナントレースが終わる秋には、否が応でも必ず1番勝率が高いチームは1つだけ存在しすることになります。どのチームも優勝する可能性はあるのではないでしょうか。

個人的には、長打力を欠く我が中日ドラゴンズから、立浪監督の下、日本球界屈指の長距離打者が覚醒して出て来て欲しいのですが、過度な期待はせず見守っていこうと思います。候補としては、石川昂弥選手とか鵜飼選手とかですが、予期せぬ選手が覚醒することもありますし、ワクワクはそこそこにあるという状態です。投手陣は昨年投手二冠を達成した柳選手が今年も活躍できるのか、高卒二年目の高橋宏斗選手はどんな成績を残すのか、そして新「勝利の方程式」にどんな選手が並んでくるのか、などが気になっています。


以上で記事を終わりたいと思います。最後まで記事を読んで下さりありがとうございました。

(2022.3.24)

結果を見る>>


0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを投稿される際は、未来ノートの「運営方針」に示してある投稿ルールを確認していただいて、それを遵守されるようお願いいたします。投稿内容によっては、管理人が削除する場合があります。

選抜記事

多数決文化との決別【未来ノートコラムA・第12回】

多数派がいつも正しいとは限らない、それはいつだって  小学校の算数の授業で、アナログ時計は一日に何回長針が短針を追い越す(=重なる)かという問題が出されたという。選択肢は、21回、22回、23回、24回、25回の5つであった。 当然ながら、答えは22回である。算数的なテクニックを...

多読記事