私は自分の『ドラえもん』に対する作品愛、というか単純に言えば、何年もの間身近な存在であった『ドラえもん』への思いというものを、何らかの成果として、形として広く一般に残したいと思っている。そして、私が考えられる範囲で言えば、そのための最も有効的かつ現実的な手段としては、インターネット上に公開される『ドラえもん』専門のファンサイトを作成することだ。
ファンサイトと言っても、その形式や具体的に扱うテーマは、日本だけでなく世界に多数いるドラえもんファンによって本当に様々であり、では私は何にこだわるのかと言えば、それは「百科事典」ということになる。
私は割と何事に対しても「不完全」を嫌う性格だと自認している。だから扱うテーマを偏らせたくない。そして出来るだけ、多くの人に『ドラえもん』の魅力と情報を伝えられる手段を考えた時に思い浮かんだのが、総合的にある専門の対象について項目ごとに論じられる百科事典という形式だ。
そもそも『ドラえもん』という作品と百科事典という形式は非常に相性がいい。まず、『ドラえもん』はその作品数が多いゆえに、作中での登場人物のエピソードや、その背景など本当に論じることが多いのだ。そして、さらに『ドラえもん』作品内には「ひみつ道具」という概念が存在する。今まで作中に登場したひみつ道具の数は2000を優に超えるということだが、百科事典ではその2000個の道具それぞれについてその特徴・効能を記述するというものなので、相当な項目数が百科事典に収まることとなる。そうなると、本当に扱う内容が広きに渡るということで、高い完成度も期待できるのではないかなと。
規模については、もう『ドラえもん』史上最大規模を目指すしかないと思っている。今まで『ドラえもん』関連の書籍を探しても、あるいはネット上に存在するWebページを検索しても、完全なクオリティと持続性を持ち合わせて存在している『ドラえもん』百科事典は存在していなかった。もちろん、世界に知れた日本の国民的漫画であり、何十万という数のファンがいてもおかしくないこの作品に対して、ほぼ誰も完成させたことが無いのだから、相当難しい作業であることは分かっているのだが、では自分がやろうという発想を私は持つ。
本当に詳しいことは何も決まってないし、Webページにするならドメインを取得するのかブログ上に上げるのかなど色々な課題が浮き彫りになってくる。でも取り敢えず今はまず百科事典の文章を書き始めてみて、どんなものなのかというのを感じながら、それらの問題については対応していきたいという所存だ。
当然Wikipediaのような何に関しても記述できる総合百科事典ではないので、『ドラえもん』内のことと外のこととの分別を図るのも難しい。例えば、テレビアニメの声優に関しては記述すべきなのかとか、映画主題歌を歌うアーティストについては記述すべきなのかとか、そういう「何まで書くか」という問題に対する答えも現時点では出せていない。ただ少なくとも原作漫画1339話に関しては完全に網羅しようと企んでいる。
本当に年単位のプロジェクトになると思う。でも私は途中でやめたくない。最後までやり切りたい。ファンとしてただ受身にはなりなくないという心からだ。
(2022.5.29)
情熱の伝わる文は、良いですね。ぜひとも成し遂げてください!
返信削除ありがとうございます。
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